写経 お手本が有れば第2弾その弐
七面山 写経の三訓
1.線の上に書くべし
2.1字1字丁寧に素早く書くべし
3.続けて繰り返し書くべし
1字1字丁寧にとは あくまでお経を書写するのですから
1字1字が仏の教え 仏と思って大事に丁寧に書きます。
たとえ 書き間違えても 乱雑に扱ってはいけません。
速やかに直して書き続けて下さい
仏の教えでは間違えたら素直に速やかに改めれば良いと言っています
仏の教えを保ち続ける事が1番大事な事なのです
素早く書くべし
これは 「丁寧に」 に対して 相反する様に感じるかも知れません
七面山の写経は 漢文では無く 訓読の為ひらがなが混じります
文字をなぞって書くのでは無く
お手本を読みながら 自分の字で書いていきます
個性を無くしません
そして ひらがなは 女性文字と言われた様に優しさが有り
連綿と言う文字の繋がりが有り
リズム・流れが必要と成ります
形に囚われずに書き続けると
自然に連綿が出てきます
漢字は意味を表わし感情をも現わす事が出来ますが
ひらがなは 漢字を補助し すこし控え目に(8割程度)に小さく書くと
文字がつながり 中心線が現れてくれます
現在行われている 写経は 字の書けない人でも挑戦の出来る伝統のある
素晴らしいものです
日本の書く文化は 戦後 当用漢字が定められ ひらがな混じり文字に成り
義務教育が進み 文盲と言われる人が殆どいなくなりました
そこで 七面山 では 現代に合わせた 日本語の為の写経を始めました
どうぞ 試してみてください
きっと 自分の字が美しく成り 書く事が楽しくなるはずです
現在の工房での仕上がり具合です
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